他人の母乳の通販からみる母乳絶対主義の恐ろしさ
私が出産した病院は母乳神話に完全に否定的な先生がやっている病院でして、そうした本も書かれておりましたので、普通に母乳だけじゃ足りないから粉ミルクあげなさいという病院でした。だから、絶対に母乳じゃなきゃダメ!なんて全く思いませんでしたが、恐ろしい話がちょっと前にニュースになってましたね。
毎日新聞などが報じたところによると、インターネットで通販されていた「新鮮な母乳」という商品を検査機関で分析したところ、少量の母乳に粉ミル ク+水で作られた偽物だということが判明したということです。さらに、その偽母乳には最大で最近が1000倍も含まれており、乳児にのませるには大変危険 なものだったということが報じられました。
私個人に言わせれば「見ず知らずの他人の母乳を通販で買って飲ませる」という気持ちはまったくもって理解できませんが、それを買ってでもという「母乳じゃなきゃダメ」と追い詰められてしまったママがかわいそうです。
ここまで追い詰められたらストレスで出るものも出ないんじゃないかともいます。
私は、最初は出が悪かったですけど、とりあえずおっぱいを吸わせるということをやり続けたのと、温かいお茶をこまめに飲むという方法を続けて、2週間後くらいからは粉ミルクに頼らずに授乳ができるようになりました。
私は結構な高頻度で通っている博多リバレインのハーブティー屋さんの授乳中のママにおすすめというハーブティーを飲んでました。
とにかく、こんかいの事件のなかで最も悪いのはそんなママの気持ちに漬け込んで粗悪な母乳もどきを売ってた業者なんですけどね。